ダイエット情報というものは、
世の中に数え切れないほど たくさんありますよね。
最近では、
たくさんあるというよりも、まるで情報の洪水のような感じです。
当然ですが その情報の中には、
本当に痩せるために非常に役立つものもあれば、まったく役に立たないものもあります。
そんな中でも痩せることができる人たちは、
とても上手に、有益で役に立つ情報を手に入れてしまいます。
そしてその有益な情報を活かし、
スルスルと痩せる未来に進んでいくのです。
まるで有益な情報のほうが、その人を探し出して、みずから向かっていくようです。
一方、痩せることができない人たちも、
日々 良い情報はないかと、探し回っています。
“何か良いダイエット法はないかなあ・・・”
だけどなぜか、
熱心に探しているわりに、有益な情報は手に入りません。
いつも、健康を崩しやすい方法だとか、
ほとんど効果のないダイエット情報・食品・グッズを手にしてしまいます。
それはまるで、無益な情報のほうが、
その人を探し出して、みずから向かっていくようです。
なぜ痩せる人たちは、
有益な情報を手に入れることができるのでしょうか？
なぜ痩せることができない人たちは、いつも無益な情報をつかんでしまうのでしょうか？
その違いは、「意識」にあります。
痩せる人たちは、
こころの中で、どのようなことを思って、探しているのでしょうか？
それは・・・
今の自分自身を変えようと思って探しているのです。
自分の身体だけを
変えようと思っているのではありません。
心の底から、自分自身を変えようと、深く思っているのです。
“今の自分自身を、何とかして変えたい”
“何とかして、今の食生活のパターンを変えたい”
“何とかして、自分の悪い習慣・役に立たない習慣を改善したい”
“今までの自分自身を卒業して、新しい自分自身に進んでいきたい”
“身も心も変わりたい・・・”
そんなことを、こころの中で思いながら探しているのです。
そうやって探していると、不思議なことが起こります。
ふぁーっと「こころの目」が、自然に開くようになるのです。
それはとても澄んでいて、美しい目です。
物事の本質を、一瞬にして見抜いてしまうようなクリアな目です。
その澄んだきれいな目で、ものごとを見ているです。
新しい自分に生まれ変わるための情報、痩せるための情報を探しているのです。
でも、
痩せることができない人たちの多くは 違います。
今の自分を変えようとする「意識」というものは、ほとんどありません。
“なんとかして体重を落としたい”
（でも、できれば楽チンに・・・）
（でも、できれば今の生活を変えずに・・・）
（でも、今の自分自身のままで・・・）
自分のこころの深い部分では、
まだ「太った生活を卒業して、スリムな世界に向かう」という
準備が整っていないのです。太った世界・今の自分の習慣に未練があるのです。
だからその目は、濁っています。
「こころの目」は閉じたままなのです。
目が濁っていると、
有益な情報と、無益な情報の区別は付きません。
物事の本質を、一瞬にして見抜くことなどできません。
区別することができません。判断することができません。
決断することが なかなかできません。だからとても迷うのです。
そして迷ったあげく、
「飲むだけで痩せる！」
「履くだけで痩せる！」
「１日わずか１０分で痩せる！」
「たった２週間で、６ｋｇの減量に成功！」
そんな無益な小手先の情報に、
簡単に こころを奪われてしまうようになるのです。
「こころの目」が閉じているから、
表面上だけコーティングされた、無益なものを魅力的に感じてしまうのです。
木を診断する専門家は、
葉っぱではなく、根っこを診る、といいます。
痩せる場合も、同じです。
葉っぱとは、目に見える部分。
根っことは、目に見えない部分です。
ちゃんと体重を落とし、
生涯 痩せていられる素敵な自分になるには、
目に見える部分ではなく、目には見えない「根っこ」の部分が重要なのです。
「カロリーがあーで、こーで・・・」
というような、お手軽な情報はインターネットにアクセスすれば、すぐに手に入ります。
ですが、目には見えない「自分の根っこ」の部分は、
どれだけ外側の世界を探し回っても、手に入れることができません。
自分の内側に向かってアクセスしなければ、手に入れることはできません。
自分自身と、
きちんと向かい合うことが必要になります。
今までの自分を振り返ってみる。
最近の自分の行動を、思い出してみる。
昨日の自分の振る舞いを、思い出してみる。
そういったことが、大切です。
あなたの過去は、
あなたがスリムで美しい自分になるためのヒントの宝庫です。
“何が大切で、何が大切ではないのだろう？”
“本当に大事なことって、何だったんだろう？”
自分とお話ししてみましょう。
自分にどんどん、質問してみましょう。
そうやって、自分との対話を始めてみましょう。
あなたが本当に大切なものに気づけば気付くほど、
自分が本当に実現したいことは何で、どうでも良いことはなんなのか？
ということが次第にはっきりと分かるようになります。誰に言われなくても。
そして多くの場合、
「太った世界」に対する未練は、どんどんなくなっていきます。
そうなると、
間もなく、あなたの心の準備が整うのです。
あなたの中に眠っていた
目には見えない「こころの目」が、ふぁーっと開くようになるのです。
その目は、とても澄んでいます。
とてもクリアな目です。
その目で、まわりを見渡してみるのです。
そうすれば、
もうあなたは 無益な情報に振り回されることはなくなります。
あなたが探しまわらなくても、
「こころの目」に、あなたに必要で有益な情報がスーっと入ってくるようになります。
そのときこそ、
あなたが「痩せることのできない世界」の扉を抜けて、
その代わりに「痩せることのできる世界」の扉を開いた瞬間です。
あなたの「こころの目」が、
開くようになる時期は、もう ほんのすぐそこですよ。
