スリムな人たちだけが理解している
大事なことの中には、いろいろなものがあります。
今回は その中から
「断ることの大切さ」について、あなたにお伝えしたいと思います。
「No」 (ノー)
あなたが本当に、生涯 ずっとスリムな世界の住人になりたいのなら、
「No」という言葉を自由に使える人になる必要があります。
「私は、いりません」
「いいえ、もう けっこうです」
「これ以上は、食べることができません」
「No」という言葉は、
スリムな世界の住人たちにとって、とても大切な言葉です。
なぜなら、「No」という言葉は、自分以外の誰かと一緒に食事をしているときに、
「スリムで美しい自分」を守ってくれる言葉だからです。
スリムな人たちは、
食事会・飲み会・忘年会・新年会、その他 さまざまな状況の
さまざまな場面で、「No」という言葉は、自分を救ってくれることを知っているのです。
「あ、私は いりません」
「いえいえ、もう けっこうです」
「ありがとう。でも もう十分です」
スリムな人たちは、「No」という言葉を使うとき、
とても自然に、穏やかな気持ちで、堂々と言います。
スリムな人たちは、「No」という言葉は、ただ 自分の状況を相手に伝えるための、
ごくふつうのコミュニケーションだということを、正しく理解しているからです。
しかし、太っている人たちの中には、
この「No」という言葉を、なかなか言えない人が多くいます。
「・・・あ、あの〜、私は・・もう・・・」
「No」と言おうとする途端、
緊張が走り、オドオドして、気持ちは乱れ、しどろもどろになります。
「そんなこと言わないで! さあ、もっと食べてよ!!」
?(あなたの体型なら、もっと食べることができるでしょう?)
そう言われると、
つい、相手の主張に屈してしまいます。
「スリムでいたい/スリムになりたい」という共通の思いがあるのに、
どうしてこんなに リアクションに差が出てしまうのでしょう?
どうして簡単に、
相手の言うことを 聞いてしまうのでしょう?
こころのどこかで
“やっぱり食べたい!”という思いがあるから?
そう。
それもあるでしょう。
でも、
あることを「誤解」している人が大勢いるのです。
太っている人たちの多くは、何を誤解しているのでしょう?
それは
「No」という言葉は、
相手を否定したり、拒絶したりすることだと思っている
という誤解です。
食べる意思がないのに、堂々と断れない人たちには、
「ここで私が断ると、きっと相手の気分を害してしまう」
「ここで私がお酒を飲まないと、きっと場の雰囲気が悪くなってしまう」
という思い込みが
強い人たちが多いのです。
思い当たることは、ありませんか?
太っている人たちの中には、自分の気持ちよりも、
相手の気持ち(だと自分で勝手に思い込んでいること)を
優先させてしまう傾向がある人が、スリムな人たちに比べて非常に多いのです。
でも、本当にスリムになることを望んでいるのなら、
今日からは、その考えを逆転させないといけません。
そうです!
相手の気持ちではなく、自分の気持ちを優先するのです。
一時的な良いこと( = 場を取り繕うこと) のほうを選ばずに、
永続的な良いこと( = 自分のこころの声に従い、スリムで美しくあること)
を選ぶようにするのです。
ダイエットを成功させる女性たちは、
遅かれ早かれ、そのことの大切さに気が付きます。
ダイエットを成功させる女性たちは、スリムな世界では、
体重が増えたのは、あの食事会のせいだとか、正月のせいなどと、
自ら食べておいた後に、責任転換することは まったく通用しないと悟ります。
スリムな世界では、自分の身体は、自分自身で守るのだという
極めて基本的なルールを、見つけ出すのです。
そしてさらに、
「ああ、私が以前 とっていた行為は、
自分の身体を“ゴミ箱扱い”する行為だったんだ。」
ということにも、気が付くのです。
あなたが 本当にスリムになりたいのなら、
自分の大切な身体を、自分自身で守ることが とても大切です。
食べ物やお酒などを、他の誰かに勧められたとき、
それを自分が望んでいないのなら、勇気を出して「No」と言ってごらん。
「私は、いりません」
「いいえ、もう けっこうです」
「これ以上は、食べることができません」
そうやって、言ってごらん。
そのときのコツは、
1.堂々と胸をはって、
2.さも当たり前のように、
3.笑顔でサラッと、
4.相手に伝わるまで何度でも、
という態度です。
そんな態度を見せれば、相手の人は、それほど気分を害さないものです。
そしてあなた自身も、
「ああ、欲しくないときは “欲しくない” って素直に言っていいんだ。」
と思えるはずです。
「なんだか、最近 少しの量しか食べることができなくなったの」
「ありがとう。でも、もうおなかいっぱいなの」
そんなセリフを事前に用意してから、食事会に出かけてごらん。
そこにはきっと、
あなたの知らない世界が、待っているはずですよ。
あなたのことを、応援しています。